
【ブッダスクール通信vol.66】「集中力とアカシックワークログと早咲きの桜」
みなさま、こんにちは!
ブッダスクール通信メルマガ担当のさめじまみおです。
雪が降ったり桜が咲いたりと、冬なの?春なの?
と頭にはてなマークがいっぱい浮かぶ季節の変わり目
ですね。
それでも、
息を吸ったときに入ってくる空気のにおいや
肌をなでる風のやわらかさが、
春だよ、春がはじまるよ。と教えてくれるような
気がします。
春から夏へ。夏から秋へ。秋から冬へ。
季節はいつでも移り変わっているのに、なぜか
春って「動きたい!」「はじめたい!」という
気持ちになりませんか? 私はなります!
その気持ちのままに、この春、じつは
はじめたことがあるのです。
……の、つづきは編集後記にて。
さてさて、お待たせしました!
ここでしか読めない、つうりさん特別コラムに
さっそくいってみましょう。
■━━━━━━━━━━━■
〔1〕齊藤つうり特別コラム
「集中力とアカシックワークログと早咲きの桜」
■━━━━━━━━━━━■
スクールでは今年の1月から第4期となる
アカシックプロクラスが動いている。
プロクラスの前半では集中力のワークに
フォーカスをあてる。
いま生徒の皆さんは、五感を分離するための
集中力のワークに真っ向取り組んでいるところだ。
このワークはリアル忍者の修行みたいな
もので、五感のひとつひとつに対して毎日
トレーニングを重ねていく。
たとえば聞く、ということに意識のフォーカスを
完全に集中させる。
このワークの場合、連続的な音ではなくて、
断続的な音が適している。
自然界のなかには連続的な音というのは
少なく、雨降りも風の音も、ある程度断続的
だからだ。そして音楽は自然音ではないので、
このワークには適さない。
そしてその音だけに意識のフォーカスを
合わせるのだ。最初は1分間。完全に集中できたら、
徐々に時間を伸ばしていく。
とてもシンプルなワークだが、それだけに
とても難しいワークなのだ。
ためしにいま目を閉じて、その場に流れている
断続的な音を選んで、その音だけに意識を
完全に合わせ続けてみてほしい。
風の音や車の音などだ。
するとあっという間に、他の思考が入り込んで
くることがわかるだろう。人によっては5秒と
持たないはずだ。
私たちの脳は同時変更処理能力に優れており、
意識的な思考の下では一秒間に数100万以上の
神経信号が流れている。またそれらの信号を元に、
1秒に50回程度の思考のプロセスが意識に
流れ込んでくる。
熟達したアカシックリーダーはこの膨大で
強力な意識の流れを方向づけ、一つのものに
することができる。
それが集中力と呼ばれるものだ。
またアカシックに限らず、プロフェッショナルと
呼ばれる人は、この集中力を何らかの方法で
トレーニングし、扱うことができる人のことだ。
だからこそこのアカシックプロクラスでは
13ヶ月の期間をかけて、集中力のトレーニングを
行う。最初は紹介したようなシンプルなワークだが、
徐々に複雑なものを行っていく。
クラスではフェイスブックグループがあり、
そのなかで「集中力ワークログ」というものが
あって、生徒さんは毎日この集中力のワークを
行なって記録をつける。
この生徒さんのワークログを読むのが私は好きだ。
はじめは戸惑いながらも、とにかく日々取り組む。
何しろ毎日のことだから、体調や感情が上下する
こともある。けれど続けていくうちに、どこかで
必ず何かを掴む。そして気づきが起こり、
ブレイクスルーしていく。
そして集中力とは何かをそれぞれが掴み、
自分自身の内側にあるものをどうやって方向づけて
行ったよいのかを捉えていく。
そんな生徒さんの日々の取り組みのプロセスを
読ませていただきながら、スクールをこうして
行なっていることの喜びを私は感じる。
人がこうして自己に向かうことに集中すること。
外側の何者でもない内なる自分自身を源泉として、
何かを生み出していくということ。
そんな場をこうして生徒さんと講師と運営と
皆で作り上げていること。
そこにこのスクールを行なっていることの
喜びを感じる。
今回は何の結論もないのだけど、私が書きたかった
ことは、集中力とは何かということと、
アカシックプロクラスでのログを読むのが
好きだということ。
そしてスクールに皆さんとこうして集うことが
私の何よりの喜びだということ。
寺の庭では早咲きの枝垂れ桜が満開になった。
これから今年も花の季節が始まる。
この季節に私はいつでも思う。
この世界が、小さな頭でとらえられないほど
広く、想像できないほどの美しいのと同じように。
私たちの存在もまた、自分がこうだと思うよりも、
はるかに広く、想像もできないほど美しいのだと。
■━━━━━━━━━━━■
〔2〕最新スクール情報
■━━━━━━━━━━━■
【募集中】Total Integration Course ー自己統合と魂のビジョンー
2025年5月10日(土)開講 《全講義オンライン形式》
Total Integration Course は、自己統合と個性化の
ビジョンのための新しいプログラム。
スクールの根幹である自己統合クラスと弥勒力
クラスをひとつの流れとして昇華させることで、
「個性化のスクール」としての本質をより
磨き上げた形へとステップアップしました。
本コースは、過去と未来を統合し、本質的な
生命力を得て、なれる最高の自分(=個性化)を
生きるための9ヶ月のプログラムです。個性化とは、
あなた自身が本来持つ個性に触れることで、本来
そうなるであろうあなた自身へと統合されていく
プロセスのこと。最終的には「個性化の道ーなれる
最高の自分ー」へとつながる道を参加者は見出すことで、
高度かつ柔軟なスピリチュアリティを獲得し、認識の
空を羽ばたく、大きな自由を獲得することでしょう。
世界がその古い殻を脱ぎ捨て、新しいありようへと
変容するその瞬間、あなた自身もまた新しい自己へと
ひらかれるタイミングを迎えているはず。
この2025年の「地球が覚醒する一年」により、あなた
自身が開かれ、外の世界と結びつくその瞬間こそ
「目覚め」を体験するタイミングといえるでしょう。
■━━━━━━━━━━━■
〔3〕編集後記
■━━━━━━━━━━━■
今年の春に私に訪れたひとつの「はじまり」。
それは、
ピアノを再開したことです。
子どものころに習っていたピアノ。
けっこう長く習っていましたが、練習も本番も
ちっとも好きではなく、親に言われて仕方なく
通っていたという感じ。
なのでもう30年近く、鍵盤には触れていませんでした。
日々の暮らしのなかで、ふとクラシック音楽を
聴いたり、定年退職した父が独学でピアノをはじめた
様子を見たり、そんな瞬間に胸の奥が少しだけ
キュッとなることはありました。
そんなある日、ほんとうに突然、
「また弾いてみようかな」と思いました。
あまりに自然な感覚で、
それはまるで、身体のほうが先に動いたような感覚でした。
もうとっくにピアノは手放していたので、まずは
手頃な電子ピアノを探し、そのいきおいのまま
通える距離の範囲で「いいな」と思える先生を探し。
あっという間に電子ピアノは届き、トントン拍子に
先生も決まり、この春、私のピアノライフが再び
戻ってきたのでした。
最初はぎこちなくて、指も動かないし、
右手と左手がバラバラになってしまうしで
まさに悪戦苦闘という言葉がぴったりの状態からの
スタートでしたが、
でも、音を出すたびに、胸の奥がなつかしさで
いっぱいになりました。
どんなに下手でも、子どもが弾くような簡単な曲でも
音楽がそこに流れているだけで、
自分がそれを奏でているという事実だけで、なぜか
泣きそうになってしまう。
とても不思議な再会でした。
春という季節って、
「動こう」と決めなくても、
なにかが静かに、でも確かに、内側から芽吹いて
くるものなのかもしれません。
「今こそ」とか「やるべき」とか、
そういう言葉よりも先に、
心や身体のどこかが“動いてしまう”感覚。
そこには理由も正しさもいらなくて、
強いていうならば、私たちが”生き物”だから。
生きているから、ただ、動いてしまう。
生きているから、始めてしまう。そんな春。
冬の間はなにも見えなかったけれども、
生きている自分の中にあった「種」が
ちゃんと光を受け取っていたのかもしれません。
そして春は、そんな「種」に、命の力を吹き込んで
くれる季節なのかもしれないな、と思いました。
みなさんの春も、やさしく動き出すもので
ありますように。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
文責:さめじまみお
この記事へのコメントはありません。