
【ブッダスクール通信vol.75】「『願いを叶えるお地蔵さん』が動く時」
みなさま、こんにちは!
ブッダスクール通信メルマガ担当のさめじまみおです。
「立秋?うそでしょ!!」と言いたくなるほどまだまだ暑さの続く毎日ですね。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
さて、少し前のことになりますが、わたしがずっと訪れたいと思っていた場所── 甲府市にある日蓮宗のお寺「高源寺」へ足を運ぶことができました。
そう、つうりさんが住職をつとめられている、あのお寺です。
実はずっとずっとそこに行きたかったのには、あるお目当てがあったのです。
それは……お地蔵様。
まだ正式にブッダスクールで学びを深める以前、ちょっとした話題の中でつうりさんから「とても不思議なお地蔵様がいる」と聞いたことがありました。
興味深く思い、ずっと気になっていたのですが、1年前くらいでしょうか、やっとお寺にお伺いする機会があり、ついに!そのお地蔵様に会えるタイミングがやってきたのです。
この続きは、編集後記でお話ししますね。
それでは、つうりさんの特別コラムへどうぞ!
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〔1〕齊藤つうり特別コラム
「『願いを叶えるお地蔵さん』が動く時」
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とうとうこのことを公表する時がきました。
私がこの寺の住職になってから、この3年間、あるプロジェクトがずっと動いていました。
それは、近所にあるお地蔵さんを移転する計画です。
お地蔵さんの移転の計画?
ふーん。
ローカルな、たいしたことがない話だなあと思う方もいるかもしれません。
しかし。
このお地蔵さんはただのお地蔵さんではないのです。
このお地蔵さんには、運を開き、商売繁盛をもたらし、寿命を延ばすという、とてつもない力がある―そんな言い伝えがあります。
しかも、それは単なる伝説にとどまりません。
ある経営者の方が事業に行き詰まり、多額の負債を抱える深刻な事態に陥りました。
何を試しても回復せず、いよいよという状況のとき、知り合いの方から「あのお地蔵さんにお願いをしなさい。きっと何とかなるはず」と勧められたそうです。
そして、その方はこのお地蔵さんを訪ね、すがるようにお地蔵さんに祈ったそうです。
すると夜の夢にお地蔵さんが現れ、事業に関する非常に具体的なアドバイスを受けたそうです。
その結果、事業は見事に回復。
それ以来、その経営者の方は、厚い信仰を寄せるようになり、年に数度、大型のバスで社員を連れ、お礼参りに来るようになりました。
このように「お地蔵さんが運を開いた」エピソードは他にも数多く語られ、人々の間に広まっています。
またこのお地蔵さんは今現在、大きな車道に面しているのですが、この通りには不思議なことに飲食店が多く立ち並んでいます。
いわゆるメイン通りではなく、周辺は静かな地域ですが、お地蔵さんの近くの店は毎晩人で賑わい、予約の取れない人気店もあるほど。店主たちは口々に「すべてはお地蔵さんのおかげ」と語ります。
つまり、商売繁盛のご利益を確かに感じている人がいるのです。
さらにこのお地蔵さんには、病気や不調を治す力があるとされます。
お堂を観察していますと、朝早くから深夜まで1時間に4組ほどが訪れ、中にはお地蔵さんを抱きかかえて、願をかける人もいます。
天気が良い日には、脇の小さなベンチに腰をかけて、談笑する姿も見られ、その光景はまるで「街角の診療所」です。
さて。
様々な力を持つ、ただものではない、このお地蔵さん。
正式には「高畑延命開運地蔵尊」といい、その本体は「六地蔵」です。
一般的に六地蔵といえば、みなさんご存知の「かさ地蔵」の民話のように、六体並んでいる姿を思い浮かべるかもしれません。
しかしこのお地蔵さんは高さ20センチほどの石の側面に、六体のお地蔵さんが彫られた形式で、平安・奈良時代によく見られた様式です。その由来や資料は残っていませんが、千年近くここにあると伝えられています。
元は桑畑の中に鎮座し、今と同じように多くの人が訪れていましたが、大きな車道の建設で現在の小さな土地へ移されたのが約25年前。
その頃から「もっと広い土地へ移してあげたい」という声が上がっていました。
私が住職になってから本格的に移転計画が始まり、新しい土地の寄進を受け、「新地蔵堂建築委員会」を設置。
そこからトントン拍子に話は進んだわけですが、そのプロセスは本当に興味深いことばかりでした。
まず建設資金は、お地蔵さん自身が自分で集めたもの。
つまりお地蔵さんへの長年に渡る寄付金を建設費にそのまま当てました。
次にお地蔵さんは近所の建築士の夢に現れました。
そして自分の新しい住まいは「六角堂が良い」と伝え、見事な六角堂の設計図が描かれました。
そしてちょうどその時期、寺院の修復作業を行う腕を持つ宮大工さんと私は知り合いました。
その方に六角堂の計画のことを話したところ、以前に六角堂を建てた経験があるとのこと。
さらにその宮大工さんの夢にもお地蔵さんは現れ、向きはこちらが良い、と指示したそうです。
それらの計画が実って、無垢材を使用した、見事な六角堂が完成し、お地蔵さんが新しい場所へ移るのを待つばかりという段階になりました。
私がこの計画に関わって、ほんとうに面白かったのは、このお地蔵さん非常に独立した意志を持っている、ということ。
一連の動きを見ていると、お地蔵さんは、自分自身で人にアドバイスし、その人の運を開き、商売を繁盛させ、人を癒し、資金を集め、土地を確保し、自分が新しく移る場所の計画まで立てたかのように、私には感じられました。
私たちが住む現実とは、少し異なる次元にいるものの、あきらかにそこにはお地蔵さんの独立した意志があるのです。
そしてもちろん住職である私のところにもこのお地蔵さんは訪れました。
そしていま私にこの文書を書かせています。
お地蔵さんが私を通じて、伝えたいことはこういうことらしいです。
「私の使命は、最も低いところと、最も高いところをつなぐこと。最も深い悩みのなかには、最も高い願いがある。その二つをつなぐとき、私の生命が輝く。1000年にわたり、私はこの一貫した意志のもとに動いている」
お地蔵さんのサンスクリット名は、クシティ・ガルバ、「地の胎」。
大地の意志、あるいは土地のアカシックレコードであるともいえるでしょう。
『地蔵菩薩本願経』では「最も深い地獄まで降りて救う」ことを願いとし、未来の仏・弥勒菩薩の時代まで、現世で人々の悩みに寄り添う「橋渡し役」としての役割を担います。
つまり大きな未来や理想を担うのではなく、小さな私たちの現実や心の悩みに徹底的に寄り添うことが、お地蔵さんのポジションなのです。
だからこそ、このお地蔵さんも、この現実にどっかりと根を下ろし、人々の悩みや商売、健康に寄り添っていくことを自分自身の願いとしているのでしょう。
さて。
そのような経緯があり、このお地蔵さんはいよいよ、新しいお堂へ住まいを移すこととなりました。
来る9月6日13時より、「高畑延命開運地蔵尊・遷座式」が行われます。
総勢11名の僧侶により、大法要が行われ、古い地蔵堂から新しい地蔵堂へとお地蔵さんは移ることとなります。
そしてこの式の呼び物は、お地蔵さんをみなさんの手でお運びする、というところにあります。
お地蔵さんは約400キロの重さがあるのですが、この本体を木の井桁で組み、六人の石屋さんがそれを持ち上げ、そこに結ばれたロープを参加者で携え、距離10メートルを皆の力でお運びする、という計画です。
1000年以上の長い時間を超えて、皆さんと共に移動するこの式は、時を超えて、後世まで語り継がれるでしょう。
また、甲府市長のご挨拶や、世界的三味線奏者・山口ひろし先生の演奏も予定しています。
檀家のみなさん、地域の皆さんと、私はこの3年間、議論と計画を重ね、ようやくこのことをお伝えできることをとても嬉しく感じています。
もしこの文書を読んで「行ってみたい!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ9月6日の祭典にいらしてください。
詳細はまた私のブログに掲載します。
https://ameblo.jp/turi-saito/
今回はいつもとは少し違った内容のブログとなりましたが、みなさんにぜひお伝えしたかったために書かせていただきました。
どうぞ「願いを叶えるお地蔵さん」が動く時をご一緒しましょう!
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〔2〕最新スクール情報
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【募集中】アカシック《ベーシック》コース
全日程オンライン 2025年10⽉11日(土) 開講
この4日間のクラスでは、アカシックレコ-ドに関する基本的な概念、読み解くための方法、そして他者をリ-ディングするための実践的なテクニックを習得することができます。
そして、ただ単にクラスを受講したというだけではなく、この4日間を終了することによって、恒久的な変化が、あなたに訪れることでしょう。
そのことによって、あなたはアカシックレコ-ドという存在が、あなた自身と密接に関連しており、仕事、人間関係、健康などのとらえ方に大きな変化が起こることを体感することでしょう。
https://buddha-school.jp/event/akashicbasic20251011/
【募集中】スピリチュアリズム探求クラス Plus
2025年11月1日(土)開講
私たちがここで提供するスクールは、特定の教えや信念体系のなかに皆さんを閉じ込めるものではなく、世界中のスピリチュアリティの体系や五感を超えた体験をとおして、あらゆるとらわれから自由にするために存在しています。
スピリチュアリティ(精神性・霊性・5感を超えた知覚)を探究し、開発することは、人間の自然な欲求です。 私たちは誰もが本質的な自由を求める存在だからです。
時代はすでに移り変わっています。
誰もが5感を超えた知覚を開発し、物理的現実を超えた世界を体験することが当たり前になる時代へと入りました。
万人にひらかれたスピリチュアリティの探究を、本質的かつ信頼おける方法で提供できる場が、いままさに世界中で必要とされています。
その確信を私たちのビジョンとし、ブッダスクール「スピリチュアリズム探究クラス」を提供します。
https://buddha-school.jp/event/spiritualism2025/
【募集中】Total Integration Course 弥勒力セクション
2025年11月8日開講<オンライン>
※こちらのクラスの受講は、旧自己統合クラス・旧自己認識クラスを受講されている方のみが対象となります。
「弥勒力セクション」は、個々人の特性をエニアグラム、発達心理学、講師によるアカシックリーディングの個人セッションにより、導き出し、自分自身の人生にて「こちらへ向かうことが自分自身へとなっていく道なのだ」という確信をつかんでいき、外側の適応によるこれまでの仕事のありようを超え、「個性化の仕事」を個々人が生み出すことを目的としています。
個性化とは、あなた自身が本来持つ個性に触れることで、本来そうなるであろうあなた自身へと統合されていくプロセスのこと。
外側の役割や目標に到達しようとするのでなく、内側にある自己の力を知り、魂のビジョンを解き放ち、総合的な領域(社会的、精神的、霊的)を統合した、新時代のライフスタイルを提示します。
https://buddha-school.jp/event/2025_tic-mirokupower/
【募集中】アカシック【エキスパート】コース 《オンライン》
2025年11月29日(土)開講
本コースは、アカシックレコードリーディング・ガイドのスキルを向上し、あらゆる領域で活用するためのコースです。
またアカシックレコードの全体像を理論的に理解し、より詳細な情報を扱っていきます。
アカシックをスピリチュアルと呼ばれる領域だけではなく、科学・量子力学・ユング心理学といった観点を取り入れながら深めていくために、コース生は多角的かつ、実用的な領域でアカシックを活用することを可能とします。
そしてまた個性化の傾向性を、身体症状や自分自身が住う環境、アカシックグリッドといった観点から深めていくという独自の方法を行い、「なれる最高の自分」を本質的に生きるためのクラスといえるでしょう。
非常に幅広いワークを取り扱い、受講者のアカシックの可能性を大幅にひろげてゆきます。
https://buddha-school.jp/event/2025akashic-expert/
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〔3〕編集後記
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さあ、そのお地蔵様の様子は? いったいどんな存在?
というところにつきましては、前述のつうりさんコラムの内容のとおりですし、ぜひ実際に足を運ばれることをおすすめしたいのですが、
お地蔵様にお会いしてから、わたしの中で少しだけ小さな変化が起きました。
それまで、いわゆる神社仏閣といった「荘厳なパワースポット」的な場所にばかり目を向けていたのですが、気づけば街中や近所の路地など、そこかしこにお地蔵様がいらっしゃることに目が留まるようになったのです。
しかも、そのどれもが少しずつ違うかたち、違うお顔を持ち、どの場所でもお花やお供えが絶えることなく手向けられている。
高額ななにかというよりも、カップのお酒だったり、お茶や、中には駄菓子のようなお菓子がそっと置かれているところも見かけました。注意してみていると、ふと通りすがった住人の方がぺこりと頭を下げていたり、足を止めて手を合わせていたりするのです。
わたしもその素朴なたたずまいの前に立ってみると、これまで掲げてきた“崇高な志”とはまた違う、やわらかであたたかな想いが湧き上がってくるような気がしました。
お地蔵様が気づかせてくれたのは、
「いつもの場所にそっとありつづける存在」とのつながり、そして自分の中にある、ささやかで素朴な小さな声。
遠く、上へ上へと翼を広げる意識を向けるだけでなく、今いる大地の中へ深く根を張ることもまた、同じだけ尊いことなんだ、きっと。
と、そんな気づきを与えてくれたお地蔵様という存在との出会い。
それは、わたしにとってとても尊く、やさしい贈り物になったのでした。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
文責:さめじまみお
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