自分の愛に関する想いがいまの現実を作り出している
僕が人生にて獲得した一番価値があること。
それは人を愛することができるようになったこと。
それを素直に表現できるようになったこと。
エーリッヒ・フロムは人が人を愛する能力は、そのままで備わっているものではなくて、自己認識を深めて、自己研鑽を重ねていくことで初めて獲得できるとした。
両親の想いがぶつかり合う様子を子どものころから見てきて、結婚や愛とはほんとうに表面的なものだ、という信念を僕はずいぶん長く持っていた。
愛なんて表面的なもので、蓋を開ければ、人間はわがままで、利己的で、人同士はどこまでも分かり合えない存在だと僕は割り切っていた。
そして僕は29で離婚をした。
もう一生一人でいいと思った。
けれどそのタイミングでアカシックレコードにて自分の輪廻のパターンを見た時に、どの転生でも一人で過ごしている自分を見た。
人はどこまでもわかりあえないものだ、という信念をどの転生でも持っていた自分がいた。
そして僕は気づいた。
愛に関する信念を変えない限り、ずっと自分はこのままなのだと。
他の誰かでもないし、世の中のことでもない。
ただ自分の愛に関する想いがいまの現実を作り出しているのだ。
その真実が眼前と自分の前に立ち塞がった。
そしてのちに妻となるまみちゃんと出会って、自分の愛に関してほんとうの意味で取り組み始めた。
もちろんまだ道は半ばなんだけど。
それでもいつも僕は思う。
僕が人生にて獲得した一番価値があること。
それは人を愛することができるようになったこと。
それを素直に表現できるようになったこと。
そんな自分になれたことが、僕はとても嬉しい。
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先週の鎌倉山にて撮影
Nikon Z6+50㎜
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