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アカシックレコードは個性化を促す最高のツール

私たちは誰しも、なれる最高の自分へ至るプロセスを体現するものとして、魂のビジョンとテーマをたずさえ生まれてきています。 なれる最高の自分とは、社会的な成功や、特定の評価を意味しているのではありません。ずっと心のなかで感じていた本来の自己のありよう。 出会いたいと思っていた大切な人たちとの関係。 内側でため込んできた体験のひとつひとつが花開き、実を結んでいく感覚。 自分の人生のテーマを知り、それを一瞬一瞬生きる素晴らしさ。 それらすべてがなれる最高の自分です。私たちは外側の成功を手に入れることが幸せだとつい思い込んでしまいがちです。そして外側のそれが自分のほしいものだと思い込み、努力をし、手に入れようとします。しかしそれで本当の幸せが得られるのでしょうか?

こう考えてみましょう。 私たちひとりひとりはそれぞれがまったく異なった植物の種のようなものであると。その植物たちがそれぞれ花をつけ、実を宿します。 ある花は春に咲き、ある花は秋に咲きます。形も美しさもまったく異なっていますが、それぞれに違った美があり、香りがあり、音があります。 植物たちは春に隣の花が咲いたからといって、うらやましがることはありません。自分は秋に咲く花だと知っているからです。 また実の大きさや量が異なるからといって、自分を批判したりはしません。それぞれに適切な大きさや量があると知っているからです。 なぜ植物たちは比較をしないのでしょうか?それは自分自身を知っているからです。どのような花を咲かせ、いつ身を結ぶべきなのか。そしてまたどのように朽ちゆき、次世代に自分をつなげていくべきなのか。 個性化とは、この植物の例になぞらえるように、それぞれの人の内側にある「こうなるもの」という可能性を知り、それに従って自分自身を成熟させていくプロセスです。 

また植物に対して「どこかの時期が絶頂期で、一番成功したポイントであり、その種が育った目的だ」などととらえることなく、その生のライフサイクル全体を通じて、何を表そうとしていたのかを、私たちは推し量ります。 それと同じように、個性化は「目的・ゴ-ル」を目指すようなものではありません。 心理学者ユングは個性化についてこのように伝えています。 ユングによると個性化とは「個性化とは、すべての生物が(単純な場合も複雑な場合もあるだろうが)、そうなると最初から決められていたものになっていく、あの生物的過程のひとつのあらわれである」。 アカシックレコードにアクセスするということと、この個性化の道を歩むということは、大いに関係があります。 究極のところ、アカシックレコードとは、この個性化のプロセスを歩むために、人類に付与されている特性といっても過言ではありません。

人間はある段階になると、外側の適応ではなく、内側の何かを表現し、向かうべき道をみいだしたいと欲するよう最初から方向づけられています。 そのとき人に内なる導きを持たすものの正体こそ、このアカシックレコード―あなた自身のすべての記録であり、繰り返してきたパターンと傾向性の総体―なのです。 もう一度繰り返しましょう。なれる最高の自分とは外側に存在するものではありません。 あなた自身の内なる呼び声のなかに、なれる最高の自分は存在しています。 アカシックレコードとは、あなたが自分自身を取り戻し、統合していくときに、おのずとみいだされていく道であると言えるでしょう。 そのためこのクラスでは、アカシックレコードにアクセスするということの最大の目的は「個性化―なれる最高の自分として生きる―」ことだと理解してください。

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