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この世界にはまだ歌われていない歌がある。
その歌はきっと歌われることを待っている。

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【ブッダスクール通信vol.65】「星に従って生まれ、星から自由になる」

みなさま、こんにちは!
ブッダスクール通信メルマガ担当のさめじまみおです。

わたしが「体」についての勉強をしていたとき
野口整体創始者の野口晴哉の本をよく読んでいました。

健康全般に関する著作や、体癖という独自の身体・資質
を分類した解説書などどれも深い洞察と、唯一無二の天才性
に裏打ちされたすばらしい内容だったのですが、
自身で語られるエッセイ風のエピソードなどもいくつか
残されていて、とてもおもしろいのです。

特に今でも心に残っているエピソードがあります。
あるとき、自宅兼仕事場を別の場所に移さなくてはならない、
ということになり、とある物件に決めたところ、

その物件を見た風水にくわしい人が
「ここは良くない。不吉だ。」
と言ったそうなのです。

えー!って感じですよね!
わたしだったら「いやいやなに言ってんのよ」とか
言いつつ、内心気が気じゃなくなるような気がします。
というか、家だし、物件だし、事が大きいし……
きっと気にする人がほとんどでしょう。

けれどその後、数ヶ月後だったのか数年後だった
のかは定かではないのですが、かつて「ここは良くない」
と言った風水師たちがみんなこう言うようになったのです。

「ここは風水上、この上なくすばらしい!」と。

いったいなにがあったのか、といいますと!

……の、つづきは編集後記にて。
さてさて、お待たせしました!
ここでしか読めない、
つうりさん特別コラムにさっそくいってみましょう。

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〔1〕齊藤つうり特別コラム
「星に従って生まれ、星から自由になる」
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誤解を恐れずにいうならば、現代のスピリチュアルな
人たちが星や占星術について話をするとき、自分の
意思を外へ逃してしまう働きをなすことも少なくない。

星について「星を知り、星から自由になる」という
ポイントが抜けているために、単に自分が
「星に運命・方向づけられている」ということのみを
受け取るケースが多いように感じられる。
簡単に言えば、星にとらわれてしまうのだ。

そしてたとえば旅行にいくにせよ、引っ越すにせよ、
誰かと付き合うにせよ、星を読んでから、
星に従って動く、という傾向を持つようになる。

けれどもし星に従うだけであるなら、私たちは
そこで自分の意思を放棄してしまうことになる。
それは自分の意思の弱さを水星逆光のせいにしてしまう、
という行為として現れる。

シュタイナーは次のような詩を書いている。

宇宙の芽生える存在たちよ。
おまえは光の形姿のなかで
月の力のなかで太陽に力づけられる。
火星の創造の響きがおまえに贈られ
水星の手足の動きの振動がおまえに贈られる。
木星の輝く叡智がお前を照らす。
土星の太古の精神の内面性が
空間存在と時間存在におまえを捧げる。

シュタイナーは古代のインド占星術やエジプトの
神秘学などを元に、太陽と惑星とは、私たちの
全体性と存在と深く関わるものであるとした。

土星とは、人生の枠組みそのものに関わる存在で
あり、30年の周期を持ち、アストラル体の上部の
働きと関わる。 木星は、12年の周期を持ち、
アストラル体下部と、大脳新皮質の働きと関連し、
思考とアストラ ル体をつなぐ役割をなす。
火星は、2年の周期を持ち、言語と意思の力を司る。
水星は、体内の自律運動と関連し、呼吸、循環、
新陳代謝に関連する。
金星は、エーテル体と物理的身体を繋ぎ、生命力を
注ぎ込む活動を担う。 月は、物質的肉体の生成に
関わり、また生殖を刺激する。
そして太陽は自我そのものを表す。

そしてシュタイナーが何よりも力を入れて伝えて
いることは、私達がこのような惑星と星の全体性を
担いながらも、そこから自由になることが何よりも
大切だ、という点にある。

集合意識はこれから宇宙時代へと入っていく。
ますますこれから人は星の話をし、その影響について
語り出す。
そのときにこんなふうに人は考えやすくなる。
「星の動きに従おう。世界の運命にすべてを委ねよう。
それですべては良くなるはずだ」

一見、これはとても素晴らしい考えに思えるかもしれない。
けれどこの考え方には時代を退行させてしまう力がある。

アトランティスの際に私たちは自我の力を高め、
一度大きな失敗を体験している。 そのため自我を弱め、
昔に帰ろう、という方向を見出すことも理解できる。
しかしながら、それは行き先を見失ってしまう方向で
あるともいえる。

そのためには外の星ではなく、内側の星を見出すこと。
そして内なる星と外の星とを統合させていくこと。
外側に委ねるのでもなく、内側に頑なになるのでもない。
そのどちらをも含んだ上で、外と内を統合させていく。

そのとき私たちは、生きる喜びと宇宙の創造を
ひとつにすることができる。
この統合の時代の目覚めとはまさにこの点にある。
私たちはたしかに星に従って生まれている。
そして星から自由になるためにここにいるのだ。

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〔2〕最新スクール情報
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【残席3】Total Integration Course 体験ワークショップ《無料オンライン》
ー統合の6レベルと6つのライフステージー

2025年3月21日(金)19時〜21時 《参加無料・100名限定》

開校6年目を迎えたブッダスクールでは、新しい
プログラム「Total Integration Course」をオープン!
これを記念して2時間の無料体験ワークショップを
開催いたします。

2025年現在、これまで閉じられていた個々人の
ライフステージへの扉は開き、意思がある人で
あれば、誰でもこのゲートを通ることが可能な
時代となったといえます。

今回のワークショップでは、統合の6つの
レベルと、その段階によってあらわれる
6つのライフステージについてお伝えします。
そして、シンプルなものでありながら、一生を
通じて行える統合のワークを提供します。

このワークショップは、2025年に起こることを
知り、最高の自分と共に歩む絶好の機会です。
スクールにご興味がある方も、そうでない方も大歓迎!

ぜひ多くの方とワークショップでお会いできます
ことを心待ちにしています!

【満席のため受付終了しました】Total Integration Course 体験ワークショップ《無料オンライン》

【募集中】第4期アカシック《ベーシック》コース
2025年4月19日(土)開講 《全講義オンライン形式》

この4日間のクラスでは、アカシックレコ-ドに
関する基本的な概念、読み解くための方法、そして
他者をリ-ディングするための実践的なテクニック
を習得することができます。

この4日間を終了することによって、恒久的な変化が
あなたに訪れることでしょう。
そのことによって、あなたはアカシックレコ-ド
という存在が、あなた自身と密接に関連しており
仕事、人間関係、健康などのとらえ方に大きな
変化が起こることを体感することでしょう。

またこのクラスでは新しいスキルである「アカシック
ガイドセッション」を習得します。これは従来の
リーディングの方式とは異なり、「アカシックを直接
体験する」ためのものです。

感情や身体レベルの深い領域を扱い、大きな解放と
気づきをもたらします。

【満席のため終了しました】アカシック《ベーシック》コース 全日程オンライン

【募集中】Total Integration Course ー自己統合と魂のビジョンー
2025年5月10日(土)開講 《全講義オンライン形式》

Total Integration Course は、自己統合と個性化の
ビジョンのための新しいプログラム。
スクールの根幹である自己統合クラスと弥勒力
クラスをひとつの流れとして昇華させることで、
「個性化のスクール」としての本質をより
磨き上げた形へとステップアップしました。

本コースは、過去と未来を統合し、本質的な
生命力を得て、なれる最高の自分(=個性化)を
生きるための9ヶ月のプログラムです。個性化とは、
あなた自身が本来持つ個性に触れることで、本来
そうなるであろうあなた自身へと統合されていく
プロセスのこと。最終的には「個性化の道ーなれる
最高の自分ー」へとつながる道を参加者は見出すことで、
高度かつ柔軟なスピリチュアリティを獲得し、認識の
空を羽ばたく、大きな自由を獲得することでしょう。

世界がその古い殻を脱ぎ捨て、新しいありようへと
変容するその瞬間、あなた自身もまた新しい自己へと
ひらかれるタイミングを迎えているはず。
この2025年の「地球が覚醒する一年」により、あなた
自身が開かれ、外の世界と結びつくその瞬間こそ
「目覚め」を体験するタイミングといえるでしょう。

Total Integration Course

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〔3〕編集後記
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まず、「ここは良くない。不吉だ」と言われたとき。
わたしだったら気になってしまうなあ、と思います。
選択肢にも影響が出るでしょう。

けれど、野口晴哉氏は違いました。
彼は気にすることなく、その物件への引越しを
決めて、実際に移り住んだそうです。

ただ、どういうわけか、住みながらも
「ここの扉は取っぱらいましょう。この窓はこう
変えましょう。この部屋の壁は壊して、あの廊下と
つないでしまおう」
みたいな感じで、かなり大胆に間取りの変更や
増改築を重ねて、手を加えていったのです。

やがて「うむ、これで良し」というところまで
その家が落ち着いた頃。
かつての風水師がやってきて、先の言葉、

「この間取りは風水上、この上なくすばらしい!」

を言い放った。というエピソードでした。

他にも伝説の人物らしく、不思議な逸話がたくさん
残っているのですが、特にわたしの記憶に残ったのは

「ものごとの良し悪しは、どこからやってきて
どのように決まっていくのか」
について、よくよく考えさせられたからだと思います。

野口氏にとって「そこに住む」ということは
一般的な良し悪しを超えたところにある、いわば
必然のようなものだったのかもしれない。
あるいは単に無性に気に入った場所だったのかもしれない。

そこについては触れられていないので
なんとも言えないのですが、
この世界には「良し悪し」や「吉凶」などを超えた
ところにあるなにかがあり、
その超えたところというのは、いかなる制限や制約をも
超えてしまうのかもしれない。

そんな領域が、わたしたちが生きている世界のすぐ
そこに、たしかに存在しているのかもしれない。

自分の中にすでに答えがあるということは、
その領域にそっと触れていくことなのかもしれない。

わたしが選び、わたしが創る。
その瞬間、世界はわたしに、秘密を明かしてくれるの
かもしれないな。

上記のエピソードは、わたしにそんな余韻をもう
何年も何年も残し続けてくれているのでした。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
文責:さめじまみお

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