 
          高市政権と女性性の時代と山本太郎と小野田紀美【ブッダスクール通信vol.80】
みなさま、こんにちは!
ブッダスクール通信メルマガ担当のさめじまみおです。
朝晩の空気がすこしずつひんやりしてきましたね。
そんな秋の入り口に、おすすめしたい映画があります。
マイケル・ムーア監督の『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』。
少しふざけたようなタイトルですが、内容は驚くほど誠実で、あたたかいドキュメンタリーです。
ムーア監督が「侵略」と称して世界中の国々を訪ね、
アメリカが学ぶべき“良き文化”を持ち帰るという構成になっています。
その中でも、とくに印象に残ったのが、アイスランドの女性たちの話でした。
2008年、世界金融危機。
多くの銀行が破綻し、世界が混乱の渦に巻き込まれる中で、
アイスランドもまた、国家の崩壊寸前にまで追い詰められました。
けれども、たったひとつだけ生き残った銀行がありました。
一体、他の銀行とどんなちがいがあったのか。
……の続きは、編集後記でお話ししますね。
それでは、つうりさんの特別コラムへどうぞ!
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    〔1〕齊藤つうり特別コラム
「高市政権と女性性の時代と山本太郎と小野田紀美」 
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体外離脱のメルマガがずっと続いていて、つうりは一体どーしたどーしたと思っている方もいらっしゃるかもしれません(いないかもしれないけど)。
そして私たちスクール本部でも「これはメルマガの長さではない」「こんなぎっちりとした文書はラインのメルマガではありえない」などいろんな意見があり、また皆さんがこの内容をどんなふうに読んでくださっているのかが、さっぱりわからない、という状況でした。
意図としては、20代の頃に体験した内容を整理したくて、当時の体外離脱ノートを見ながら、自分自身の整理の意味も含めて書いてみたい、というただそれだけなのです。
ですので、今後も勝手ながら続けていく予定ですが、今回のメルマガでは一旦体外離脱から離れまして、珍しく政治ネタについて書いてみたいと思います。
皆さんご存知の様に、高市早苗さんが日本初の女性総理大臣に選出されました。
そして女性の閣僚としては、財務大臣に片山さつきさん、経済安全保障担当大臣として小野田紀美さんが入閣しました。
以前に私は2021年のアカシックレコードの情報として「女性性の一年」というテーマをお伝えしました。
その情報のなかで、非常に優秀な女性のリーダーが今後、世界を動かすだろうとお話ししました。
それから4年ほど経ちましたが、日本においてまさにいまこのアカシックレコードからの情報は、ど真ん中で現実化したといえるでしょう。
また毎日新聞が25、26の両日に実施した世論調査での高市内閣の支持率は65%となっており、高水準の支持率となりました。
ごくシンプルに言えば、世界が未開拓で荒れ狂っている時代(北斗の拳のように)には、突破力と論理性を重視した男性性の力が優位に働きます。
そして時代は強い力を持つリーダーを求める。
しかし文明がある程度進み、情勢がある程度の安定し、かつ複雑で多様性に満ちた現代のような時代には、共感力と感性を重視した女性性の力が優位に働きます。
そのため私は女性性の力を「わからないことをわからないままに扱うことができる力」と呼びます。
わからないことをわかるようにする=男性性の力
わからないことをわからないままにする=女性性の力
というわけです。
実際、現代は複雑な時代です。
一点突破でより強い意見がまかり通る時代というのは上記した様に、時代が荒れている時です。
またその様な時代では「独裁政権」の方が実際に民衆の役に立ちます。
しかし時代が成熟してくると、一点突破でより強い意見を持つリーダーや、独裁政権型の政治力は色褪せてくるのです。
民衆の識字率が上がり、ある程度情勢を理解できる力を持つならば、トップの存在だけがすべての情報を握り、コントロールすることは不可能となります。
ましてや現代の様にインターネットによりあらゆる情報が開示され、個々人が自由に情報を発信できる状況ならば、世界は複雑さを圧倒的に増します。
そうした複雑な状況を目の前にした場合に「こうあるべきだ」という意見よりも、「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」という一旦すべてを保留にする姿勢は強く必要となるでしょう。
そしてまたこの集合意識のありようをすごくわかりやすく表している一例が、今回大臣となった小野田紀美さんと、れいわ新撰組を率いる議員の山本太郎さんの対比だなぁと個人的に最近感じたので、そのことについて書いてみます。
小野田紀美さんは、一歳前後でアメリカ人の父親が蒸発し、母親の実家である農家にて、貧困の状態で育ったそうです。ハーフであるがゆえに過酷ないじめを受けました。理不尽を前に、「私が正義の味方になろう」と心に誓い、母の支えを受けて成長。弱き者の声を届けるため、政治家として立ち上がる道を選び、自民党に入り、今回入閣を果たしました。
山本太郎さんは、父を早くに亡くし、母と姉に育てられました。子どものころから「弱い人を助けなさい」と教えられ、その思いが心に残ります。俳優として活躍する中、東日本大震災と原発事故をきっかけに社会問題に向き合うようになり、「人を守る政治をしたい」と政治家になる道を選び、自ら党を立ち上げました。
一見するとこの二人の物語は似ている点があります。
どちらも父親から幼少期に離れ、母親の支えのもとに、社会問題や正義のありようを模索し、政治家になっています。
しかしそのアプローチに、今回の主題である男性性と女性性の力の使い方が表れているように私は思えました。
山本さんは、自らがカリスマとなり、党を立ち上げ、真っ向から政治に立ち向かいました。自分がより強い力を所有することで、より大きな敵と戦う構図は男性性の力のように感じられます。
対して小野田さんは、自らがカリスマとなり立ち向かうのではなく、現代の主流である自民党に入る選択をとりました。これは大きな力の一部となることで、内側から政治を変えていく方法であり、いわば「戦わない構図」をとっており、これぞ女性性の力であるように感じられます。
またこれはあくまで個人的な私の主観ですが、山本さんはどちらかといえば「自分に注目してほしい」という強い葛藤を持っており、その葛藤が彼の夢―首相になって日本を変える―を現実化することを大いに妨げているように感じます。
それと対照的に小野田さんは、外的な目的ではなく、内的なビジョンに基づいていると私は読みます。自分自身の人生の物語を丁寧に辿ることで、彼女自身の魂の核にたどり着いた様に私は感じます。その結果、入党後、驚くべきスピードで功績を上げ、大臣への道を開いたのではないでしょうか。
この似ているけれど、対照的な現実を生きる二人の方が、何をあらわしているのだろうと捉えてみると、私はこう思うのです。
ほんとうに、時代は進んでいるのだと。
私は1977年生まれですが、たしかに私がこれまで育ってきた日本の社会では、生まれ、学歴、権力、コネクションなど外側の力が強い価値をもっていたように思えます。
しかしいま私は言いたい。
いまはまったく違う時代なのだと。
わかることが求められる男性性優位の時代から、わからないことをわからないままにする女性性の時代へ。
外側の価値から、内側の価値へ。
やり方から、あり方へ。
集合意識のなかで、シフトはすでに完了しているのです。
すでに時代は個性化の時代のど真ん中であり、誰にでもできる外側の価値を持つ仕事は消滅していくプロセスの真っ最中です。
今回の政治の転換劇を目の当たりにして、私はこう思うのです。
とうとうこの時代が来たなと。
そして2025年はほんとうに地球が覚醒する一年だなと。
だからこそ、これから時代が悪くなると信じている人は、自分の内側の男性性と女性性のバランスをもう一度振り返ってみてください。
私は言いたい。
これから時代は確実に良くなる。
そして日本は本来の女性性の力を取り戻して、私たちが表面的に望んでいた現実ではなく、奥底で望んでいた現実をあらわしていく。
誰もが魂の奥底でほんとうに求めていたものがすべて叶う時代になっていく。
この時代に生きるために、私はこの人生を選んで生まれてきたのだと、誰もが誇ることができる。
私たちのなれる最高の自分は、いまこの時代のなかでこそ発揮される。
そう私は言いたくて、今回の記事を書いてみました。
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     〔2〕最新スクール情報
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Contents
【まもなく開講】Total Integration Course 弥勒力セクション
2025年11月8日開講<オンライン>
※こちらのクラスの受講は、旧自己統合クラス・旧自己認識クラスを受講されている方のみが対象となります。
本コースは過去と未来を統合し、本質的な生命力を得て、なれる最高の自分(=個性化)を生きるための9ヶ月のプログラムです。個性化とは、あなた自身が本来持つ個性に触れることで、本来そうなるであろうあなた自身へと統合されていくプロセスのこと。外側の役割や目標に到達しようとするのでなく、内側にある自己の力を知り、魂のビジョンを解き放ち、総合的な領域(社会的、精神的、霊的)を統合した、新時代のライフスタイルを提示します。
個々人の特性をエニアグラム、発達心理学、講師によるアカシックリーディングの個人セッションにより、導き出し、自分自身の人生にて「こちらへ向かうことが自分自身へとなっていく道なのだ」という確信をつかんでいき、外側の適応によるこれまでの仕事のありようを超え、「個性化の仕事」を個々人が生み出すことを目的としています。
【募集中】アカシック【エキスパート】コース
《オンライン》2025年11月29日(土)開講
本コースは、アカシックレコードリーディング・ガイドのスキルを向上し、あらゆる領域で活用するためのコースです。またアカシックレコードの全体像を理論的に理解し、より詳細な情報を扱っていきます。
アカシックをスピリチュアルと呼ばれる領域だけではなく、科学・量子力学・ユング心理学といった観点を取り入れながら深めていくために、コース生は多角的かつ、実用的な領域でアカシックを活用することを可能とします。
そしてまた個性化の傾向性を、身体症状や自分自身が住う環境、アカシックグリッドといった観点から深めていくという独自の方法を行い、「なれる最高の自分」を本質的に生きるためのクラスといえるでしょう。
非常に幅広いワークを取り扱い、受講者のアカシックの可能性を大幅にひろげてゆきます。
【募集中】スピリチュアリズム探求クラス Plus
2025年12月6日(土)開講
私たちがここで提供するスクールは、特定の教えや信念体系のなかに皆さんを閉じ込めるものではなく、世界中のスピリチュアリティの体系や五感を超えた体験をとおして、あらゆるとらわれから自由にするために存在しています。
スピリチュアリティ(精神性・霊性・五感を超えた知覚)を探究し、開発することは、人間の自然な欲求です。私たちは誰もが本質的な自由を求める存在だからです。
時代はすでに移り変わっています。誰もが五感を超えた知覚を開発し、物理的現実を超えた世界を体験することが当たり前になる時代へと入りました。万人にひらかれたスピリチュアリティの探究を、本質的かつ信頼おける方法で提供できる場が、いままさに世界中で必要とされています。その確信を私たちのビジョンとし、ブッダスクール「スピリチュアリズム探究クラス」を提供します。
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       〔3〕編集後記
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投機に走った男性中心の銀行は軒並み破綻。
しかし、唯一黒字を保っていたのは、女性頭取が率いる銀行でした。
そこでアイスランド政府は、倒れた銀行を税金で救済せず、
責任ある銀行家たちをきちんと法のもとに裁きました。
そしてこの金融危機のあと、国の再建を担う銀行のトップに女性たちが立ち、経済を立て直したのでした。
1975年に国の女性の9割がストライキを起こしたアイスランド(「私たちが1日でも仕事をやめたら、社会はどうなるか?」を示すために、全国の約90%の女性が職場も家庭もすべての仕事を放棄してストライキを行い、その日、学校は休校、企業は混乱、家庭では父親たちが子どもの世話や料理に奔走することになったという歴史的なストライキ)。
このストライキを受けて、さらにその5年後の1980年には、世界初の女性大統領が誕生した国でもあります。
その歴史の流れが、いまの社会、世界をつくっているのだと思います。
戦うより、育てる。
奪うより、分かち合う。
社会の土台を、大きく力強く支えている女性の存在が、この日本においても可視化されようとしていることに、大きな希望を感じている人も多いのではないでしょうか。
あ、このマイケル・ムーア監督の映画では他にも、
小学校の給食がまるでレストランのコース料理のようであるフランスや(公立校にシェフがいるそう….!)、
「宿題の廃止」「少ない授業時間」「全国統一テストの廃止」という思い切った教育改革プラス、どの家庭の子も、近くの公立校で平等に学んでいるのに子どもたちの学力が世界一のフィンランド、
死刑はなく、刑務所はまるでリゾート地の別荘のようなスタイルで、銃も警棒も持たない看守たちが見守りながらも、殺人事件の発生率が世界一低いノルウェーなど、
目から鱗が落ちつつも、この世界に生きるたくさんの生命にとって希望となるような、叡智によって統合されたシステムがたくさん実用化されている諸外国のことが学べて、とっても楽しいのでぜひ観てみてくださいね。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
文責:さめじまみお
 
   
     
             
             
             
             
             
            
 
         
         
        
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