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この世界にはまだ歌われていない歌がある。
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時の神と生きる 時間泥棒とタイミングの神【ブッダスクール通信vol.93】

みなさま、こんにちは!
ブッダスクール通信メルマガ担当のさめじまみおです。

ゴールデンウィークも終わり、少しずつ日常のリズムに戻ってきた頃でしょうか。
新緑がいっそう鮮やかで、外を歩いているだけでも気持ちのいい季節ですね。

最近のわたしはというと、ひょんなきっかけからまたもや新しい仕事を始めることになりました。
行政の取り組みの一環として行われている、生活やコミュニケーション・学習が困難な子どもたちへの家庭訪問型学習支援事業の「子ども学習支援相談員」として採用いただいたのです(ちなみに数学の採用テストはぼろぼろでした。二次関数? 連立方程式??)。

心のどこかでずっと「子どもに関わる仕事がしたい」という想いがありました。
今、大人向けに行っている「言葉や表現を通じた自己認識や個性化」のような試みを、もっと子ども時代の層に届けられたら、と。

それにしても、なぜそんな流れに!?
の、続きは編集後記にて。

それでは本日も、つうりさん特別コラムをどうぞお楽しみください!

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    〔1〕齊藤つうり特別コラム
「時の神と生きる
    時間泥棒とタイミングの神」
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古代ギリシャには、「時間」を象徴する二柱の神がいた。
一柱はクロノス。
もう一柱はカイロスである。
クロノスは、一般的な時間を司る神だ。
時計によって刻まれ、誰に対しても平等に流れていく客観的な時間。
社会のスケジュールや労働、日常の流れを支えている時間である。
一方でカイロスは、「ここだ」という絶妙な瞬間を司る神である。
単なる時間の長さではなく、「意味のある瞬間」を表している。
それは武道でいう「気」のようなものかもしれないし、茶道でいう「間」のようなものかもしれない。
目には見えないけれど、確かに存在する「時の質」である。
私は、このクロノスとカイロスの違いを、現代では「タイム」と「タイミング」という言葉で表すことができるのではないかと思っている。
タイムとは、区切られた期間、流れていく客観的な時間、一般的な時間のことだ。
誰に対しても平等に流れていく、社会的な時間と言ってよい。
一方でタイミングとは、主観的・自律的な時間である。
自分自身の自律性をどのように人生に発揮するのか。
あるいは、出来事にどのような意味を見出すのか。
シンクロニシティや「ここぞ」という感覚も含めて、私はこれをタイミングと呼んでいる。
つまり私たちの人生には、二つの時間が存在している。
タイムに生きる人は、客観的な時間の中に生きる。
そこでは人は、自動反応的になりやすい。
一般社会の流れに合わせ、周囲に適応しながら時間を使っていく。
一方で、タイミングを生きるというのは、人生に対して主体的に、能動的に生きることを意味する。
結論から言えば、人生をタイム――つまり「流される時間」として生きた場合、私たちは他律的に、自動反応として人生を生きることになる。
これは、アカシックレコード的に言えば、肉体の意識に属する時間である。
戦略を立て、生き残り、社会の中で周囲と歩調を合わせながら生きていくための時間。
それがタイムだ。
それに対してタイミングとは、シンクロニシティを活用しながら、「ここだ」という瞬間に自分自身を生きることだ。
自律性を生きること。
魂の時間を生きることである。

現代社会には「時間泥棒」があふれている。
SNS。
細切れにやってくるタスク。
絶え間なく流れ込む情報。
それらは私たちの意識を、タイムの側へと縛りつける。
私たちは時間に追われ、タスクに追われ、労働に追われている。
さらに、わずかな個人の時間ですら、SNSやインターネット、購買欲によって消費され、極限まで削り取られていく。
けれど、「時間を削り取られている」という感覚そのものが、すでにタイムに意識のフォーカスを置いている証でもある。
一方で、この現代においても、まったく別の時間を生きている人たちがいる。
それが、タイミングを生きる人たちだ。
もちろん、私たちは全員が同じタイムを共有している。
しかしタイミングを「使う」人たちは、その客観的な時間の中に、自分自身の自律性を見出していく。
一見すると無意味に流れてくる情報の中から、自分にとって本当に必要なものを感じ取る。
「これは自分にとって意味がある」という感覚をつかむ。
そしてそれを、ただ流れていく時間としてではなく、シンクロニシティとして受け取っていく。
その中に、魂の働きや永遠性を見出していく。
そして実際、優れたスピリチュアリストや経営者と話をすると、この感覚は非常によく通じる。
なぜなら、彼らは知っているからだ。
タイミングこそが、すべてであるということを。
そう。
タイムとタイミングは別のものではないのだ。
タイムのなかに、タイミングは埋め込まれている。
そしてタイミングを掴む人たちは、そうでない人たちが漫然と流してしまう時間――支配的な神であるタイムのなかから、もう一つの神の働きを掴み取るのだ。

経営者や優れた表現者、スピリチュアリストたちは、世の中の流れの中にある「ここぞ」という契機を見抜く。
そして、その瞬間に自分自身の意図を乗せていく。
人生の中で、「ここは絶対に逃してはいけない」という瞬間を知っている。
何があっても立ち向かわなければならないタイミングを知っている。
あるいは、クライアントを前にしたときに、「今こそが変容にとって最も重要な瞬間だ」と感じ取る。
その意味では、タイミングをつかむとは、現代において時間泥棒に人生を明け渡さず、自分自身を生きることに他ならない。
自分自身を自律的に生きること。
魂の意識を、一般的に流される時間の中へと差し込んでいくこと。
それこそが、タイミングの本質だ。
現代は、私たちをタイムへと縛りつける。
流される時間の中にだけ生きていると、人は他律的になり、支配され、魂の意識を持たないまま消費されていく。

しかし逆に、タイミングをつかむ人にとって、この現代は最高の時代でもある。
世界中の情報が開かれ、あらゆる宗教やスピリチュアルの叡智に触れられるこの時代。
その中で自律性を持ち、シンクロニシティを通して世界と関わるならば、人は必要な出会いを引き寄せ、必要な情報へと導かれていく。
そしてタイミングを通して、「神」というものを実感し始める。
宇宙の意志そのものと、一つになっていく。
今、私たちに必要なのは、このタイムとタイミングという二つの時間を見分けることなのではないだろうか。
あるいは、クロノスとカイロス。
この二つの神の働きを知り、共に生きること。
そのとき、私たちは再び神とのつながりを見出し、生命を取り戻すことができるのかもしれない。

 

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     〔2〕最新スクール情報
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【明日開講】アカシック ベーシックコース《オンライン》

2026年5⽉16日(土) 開講

この4日間のクラスでは、アカシックレコ-ドに関する基本的な概念、読み解くための方法、そして他者をリ-ディングするための実践的なテクニックを習得することができます。日本で最も多くのアカシックリ-ダ-を育成した経歴を持つ齊藤つうりによる長年の経験と豊富な知識によって、誰にでもわかりやすい講義や、凝縮したワークによって、非常に充実した内容です。

アカシックリーディングがまったく初めてという方から、様々なスピリチュアルな体験を経ている方まで幅広く、アカシックレコードを読む楽しさ、面白さ、そして感動を存分に味わう時間となることでしょう。またグル-プでワークを行うことで、ひとりでは決して体験することができない、他者を読むという経験を積むこととなります。

そして、ただ単にクラスを受講したというだけではなく、この4日間を終了することによって、恒久的な変化があなたに訪れることでしょう。そのことによって、あなたはアカシックレコ-ドという存在が、あなた自身と密接に関連しており、仕事、人間関係、健康などのとらえ方に大きな変化が起こることを体感することでしょう。

【募集開始】アカシック ベーシックコース《オンライン》

 

【募集中】2026年度 Total Integration Course《オンライン》

2026年5⽉30日(日) 開講

本コースは、過去と未来を統合し、本質的な生命力を得て、なれる最高の自分(=個性化)を生きるための9ヶ月のプログラムです。
個性化とは、あなた自身が本来持つ個性に触れることで、本来そうなるであろうあなた自身へと統合されていくプロセスのこと。外側の役割や目標に到達しようとするのでなく、内側にある自己の力を知り、魂のビジョンを解き放ち、総合的な領域(社会的、精神的、霊的)を統合した、新時代のライフスタイルを提示します。

また、しっかりと時間をかけることにより、新しい知識や、ワークで得た感触のひとつひとつが自分自身の内側と結びつき、花開き、やがて根を張り、大樹のように成長していくことを意図しています。
すべてを簡単に得られる時代だからこそ、長期プログラムによってのみ得られるほんとうの人生の変容を、私たちのスクールでは最も大切にしています。

【募集開始】2026年度 Total Integration Course《オンライン》

 

【募集中】第5期アカシック<プロフェッショナル>コース

2026年6月20日(土)開講 

このクラスは1年間のプログラムを通して、リーディング・ガイドの実践を重ね、それぞれの現場で活躍するためのアカシックリーダー・ガイドを育成するためのクラスです。
アカシックレコードの高次元の領域までの開発を行うことで、実践的なスキルを深め、日常のなかで機能するアカシックリーディング・ガイドとして皆さんが活躍するための場を意図してプログラムされています。
このコースは1年間をかけることで、アカシックリーディング・ガイドをあなた自身の肉体・精神・霊性と統合させる目的があります。

また宇宙システムと地球システムの本質的な理解により、認識の視座は大きく解き放たれることでしょう。
そして魂の青写真とあなた自身の人生はひとつのとなり、無限の色彩をもった表現へと変容していくのです。
またもしあなたがこのコースを本当の意味でやりぬいたなら、あなたは自分自身がひとつの体系をつくりだすことができる力を養うことになるでしょう。

【募集開始】第5期アカシック<プロフェッショナル>コース

 

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       〔3〕編集後記
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そもそもわたしは大学時代、教育学を専攻し児童心理学を学んでいました。
当時は本気で「小学校の先生になる!」と決めていたんです。
けれど、その道は途中で断念しました。

大学時代に摂食障害などで大きくメンタルを崩し、自分自身を保つことに精一杯だったこと。
そして当時のわたしはまだ未熟で、自分自身も子どもの延長線上にいるような感覚がありました。
こんな自分が子どもたちに関わるなんてできない。
そう思って、その夢はいったん手放しました。

でも時間って不思議ですね。
子育てを経験し、いろんな仕事をして、遠回りもして、気づけば半世紀(!)近く生きてきて。
やっと「今だったらできるかもしれない」と思えたんです。
そんなタイミングで、この募集が目に飛び込んできました。

当時は夢破れたように感じたけれど、その後の時間は決して無駄ではなく、ここに至るために必要な時間だったのかもしれません。
揺らいだことも、心を壊したことも、半分ノイローゼみたいになりながら子育てをしたことも。
さらに大人の方々と深く対話する仕事を続けてきたこと。その全部があったからこそ、今のわたしがある。
人生には「早い・遅い」ではなく、その人にとってのタイミングがあるのだなと感じます。

人生はまっすぐではないけれど、ちゃんとつながっている。
わたしたちはそれぞれの波のリズムを持ち、流れを読みながら、ここぞという瞬間に美しくターンを決めながら進んでいくのでしょう。

今日も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

文責:さめじまみお

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