【終了しました】空の瞑想「純粋な見る者(seeker)」 すべての物事をみているただ1人の目撃者へ エッセンシャルWS
当日ワークショップは終了しました。
19:00〜21:00
毎月1回 オンライン開催
ブッダスクールのエッセンスを誰にでも役立つ形で提供。
齊藤つうりによる、既存宗派の僧侶としての知識や経験を元に、古今東西のスピリチュアルな教えや、神秘学、宗教などのエッセンスを取り出し、現代を生きるために効果的な瞑想やワークを誰にでもわかりやすく、現実に役立つ形で提供する2時間のワークショップです。 堅苦しい会ではありません。 皆さんで講義やワークを楽しみながら、普段は見過ごしている感情や、人生の本質に触れ、いまあなたを楽にする気づきのための2時間のワークショップです。 初心者大歓迎! 瞑想に触れてみたい、スピリチュアルの本質を知りたいなどという方は、お気軽にご参加ください。
5月31日のテーマ
空の瞑想
「純粋な見る者(seeker)」
すべての物事をみているただ1人の目撃者へ
空とは、単なる概念ではありません。
それは実践を通じて、誰もが体験できる、わたしたちの本質そのものです。
普段、日常を生きる際に、ふとこんなふうに思うことはありませんか?
日常を淡々とやりすごす、そのずっと奥に、すべてを観察している自分がいる。
どんなに感情的にゆられようとも、どんなに興奮していようとも、その自分だけはとても静かに、ただ見ている。
名前のつけようもないその感覚と共にいるとき、すべてがつながっているような気がするー。
そう。
空とは、わたしたちの意識の最も奥にある観察者であり、何にも属さず、所有されない、総体としてのあなた自身。
このことを概念ではなく、実感としてあなたは充分に知っているでしょうか?
空を理解し、体得するということは、あらゆるスピリチュアリティの土台であり、幻想を打ち砕き、本質的な認識の自由をもたらすもの、といえるでしょう。
今回のエッセンシャルWSは、この「空」をテーマに行われ、特定の宗教や信念にとらわれず、幅広い観点からの本質的な理解をお伝えし、「空」の体験をもたらす実践的な瞑想をお伝えし、日常へとつなげていく内容となります。
空―。
私たち日本人にとって「空」(くう)という響きは、ある種の懐かしさすら感じるキーワードです。
「空」という言葉は、般若心経などを通じ、私たち日本人のなかでよく知られた言葉ですが、その空の本質は案外、なんとなく知っているという感覚に留まり、その意味や成り立ち、あるいは私たち自身とどのように関わるのかについてそれほど注意を向けたことがないのかもしれません。
仏教では空とはあらゆる認識の土台であり、修行者はまず空を体得することをひとつの目的とし、旅のスタートを切ります。
仏教の用語としての色合いが強い「空」ですが、実は非常に汎用性が高い概念です。
たとえば量子力学では、物質の最小単位に近づけば近づくほど、物質としての性質が曖昧になり、やがて音やエネルギーとの境界線が消えてしまい、さらには実験者の主観が物質のふるまいに影響を与えるというとんでもない結果が明らかになりました。これにより、科学者たちは物質の最小単位が見つかれば、世界の謎が解けるといったゴールを前提に研究を進めていたところ、まるで神々によって「世界は物質ではない」というメッセージを突きつけられたようなしっぺ返しを食らうこととなったのです。
そして1960年代、物理学者と霊的探求者の両面を併せ持つデイビット・ボームは、この創造の背景とは大いなる「空」であり、空とは物質や運動、あらゆる現象としてのエネルギーに先立ち存在するこの創造の実態そのものであるととらえました。
その後、ボームは科学とスピリチュアリティを総括するニューサイエンスという新しいジャンルを打ち立て、世界の本質を解き明かすには、物質的な側面だけではなく、古代の賢人たちが伝えるような意識の段階が加わる必要があるとしました。
これらの先端の学者たちにより、「空」とは、特定の概念ではなく、科学の先にある微細かつ、総括的な本質をあらわすものである、という理解が一般にひろまっていきました。
またトランスパーソナル心理学の雄、ケン・ウィルバーは心理学・科学・スピリチュアリティなどを統合した著書『インテグラル理論』のなかで、次のような意識の5段階を提示しています。
- 物理的な肉体として目が覚めている状態(粗雑・グロス)
- 夢を見ている状態(微細・サトル)
- 深い夢を見ている状態(元因・コーザル)
- 空なる目撃者の状態(目撃者・ウィットネス)
- 純粋な非二元の状態(非二元・ノンデュアル)
これらの意識の段階は、ヨーガの実践者をはじめ、世界中のあらゆる瞑想における意識の段階を識別した結果、この5つの段階に分けることができるとしたものです。
古今東西の神秘家たちの悟りのプロセスを追うと、最初なんらかに目覚めのきっかけを体験したのち、現象世界の背後にある、微細な領域の体験をし、また魂の暗闇の段階を通り抜け、その後、絶対的な観察者としての空の体験を通じて、非二元としての意識へといたるプロセスを経ている、といえます。
つまり空とは、人間の意識が発達を遂げていく段階で、誰しもが普遍的に体験するもの(もしくは体験しているもの)といえるでしょう。
やや説明が長くなりましたが、今回のエッセンシャルWSでは、「空」について、どこか高すぎる境地ではなく、誰にでもとらえやすく、誰もが掴むことのできるものとして、さまざまな角度からお伝えしていきます。また今回紹介した、意識の各段階や、図を用いて、空とは何かを実践的に理解していきます。
また瞑想の準備として最適な方法と、瞑想の実践を行なっていきます。
今回お伝えする瞑想の実践は、日々繰り返すことで、「純粋なる目撃者としての意識の自由」を獲得していくものとなっています。
現代では、さまざまなスピリチュアルの手法や、ビジネスの実践があふれていますが、この空の理解と実践は、仏教を中心に2000年以上に渡り、保持されてきた人類の叡智ともいうべきもの。
世界が大きく揺れるこの2022年の5月に、純粋なる目撃者としてのあなたの意識を共に見出しましょう。
お申し込みにあたってのご注意事項
ブッダスクールでは、HPのシステムを一新しました。
また今回のワークショップでは価格を下げ、オンラインにてより多くの方に、より素早く情報を提供することを目的としています。
そのため今回のワークショップではクレジットカードの支払いとさせていただき、「銀行振り込み不可」とさせていただいております。大変申し訳ありませんが、どうぞご理解くださいませ。
またワークショップの受付は自動返信となります。
HP予約画面から、クレジットカードによる決算を行うと、自動返信メールがお手元に届きます。
またお申し込みと同時に、自動配信にて領収証が発行されます。
そちらの自動返信メールに、当日のワークショップのズームリンク先が記載されています(届かない場合は迷惑メールなどを必ずチェックしてください)。
お時間となりましたら、こちらのURLをクリックしていただくと、参加が可能となります。
またワークショップお申し込みの方には、終了後、ストリーミング配信による録画の視聴のリンク先が送られます。
そのため、当日時間が合わない方も、安心して受講いただけます。
またこのワークショップは後日、動画販売を予定しています。あらかじめご了承ください。
募集要項
エッセンシャル ワークショップ《オンライン》 | |
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日 程 | 2024年9月23日(月・祝) |
時 間 | 19:00〜21:00(18:55 オンライン接続開始) |
資 格 | すべての方 |
料 金 | 3,300円(税込) |
場 所 | オンライン形式(zoomを利用) |
※ 筆記用具、イヤホン、横になれる環境(敷物、体に掛けるもの)をご用意ください。 また、リラックス出来る服装でご参加ください。 |
ご予約はこちら
下の予約ボタンをクリックし
5月31日(火)を選んで、ご予約ください。
オンラインについて
ZOOMのオンラインイベントは自宅で安全に受講できます
「ズーム」を使用したオンライン形式のスクールです。オンライン形式のため、全国・世界のどこにいても、まるで目の前で講師が話しているかのような感覚でスクールに参加することができます。また質問や参加者同士の交流もあり、一体感のある時間を過ごすことができます。もしも当日オンラインでのご都合が合わない場合でも、講義後しばらくは録画されたストリーミングビデオを見ることができます。