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この世界にはまだ歌われていない歌がある。
その歌はきっと歌われることを待っている。

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ガイドの役割と機会の窓と宇宙へのゲート【ブッダスクール通信vol.79】

みなさま、こんにちは!
ブッダスクール通信メルマガ担当のさめじまみおです。

え、もう寒いんですけど?と、なんだか不思議な気持ちになっている今日この頃です。
あんなに暑かった日々は「一体この暑さがいつか収まる日がくるのだろうか」なんて思っていたほどだったのに。

さて、日々「自分を知るってどういうこと?自分を表すって?自分を愛するって??」という問いとともに生きているわたしですが、あるドラマを通じてとってもすてきな答えに出会いました。

……の続きは、編集後記でお話ししますね。

それでは、つうりさんの特別コラムへどうぞ!

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    〔1〕齊藤つうり特別コラム
「ガイドの役割と機会の窓と宇宙へのゲート」 
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一旦、新しい知識へと広げられた人の心が元の次元に戻ることは決してない。
―オリバー・ウェンデル・ホームズ

《前回から続いています》

私の体外離脱の探求の目的は、自分が肉体以上の存在であることを体験として得ることだった。
その目的は常に一つであったが、それを達成するためには同時に、「では物理的な領域を超えた世界とはどのようなものなのか」という探求を進める必要があった。
体外離脱の初期では、物質次元と重なり合う領域を探索した。たとえばその領域では、私がいた寺は物理次元と少しずつ違っていた。かつて本堂があった場所には塔がそびえ立っていた。そして何より、体外離脱中には周囲のエネルギーを「視る」ことができた。

私は興奮のままに、自分が知っている場所や、これまで行ったことがある場所などを探索し、物理現実との差や、そこにあるエネルギーの流れや仕組みを観察した。

そしてあるとき、ふと上を見上げると、空の上にまた別の世界があることを発見した。途方に暮れた私は「誰かにヘルプしてほしい」と願った。するとグリーンの光を放つトンネルが現れ、そこから「ケイシー」と名乗る女性が姿を現した。
彼女は上層の領域を探索するヘルプをする、ガイドの役割を果たすようになった。

ケイシーとの出会いによって、私の体外離脱の探求は一気に拡大した。
彼女は私に、すべてはエネルギーの周波数であること、そして【思考応答性】について教え、さらに「意識の集中」の訓練を行なった。
そしてまた彼女は、私に地・水・風・火の四つのエレメントの領域を通過することで、私のアイデンティティの認識を大きく更新させるプロセスを共にした。

私にとって彼女はこの領域のガイドであり、霊的な教師だった。彼女はどんな質問にも答えることができた。ひとつひとつの言動の背景に、体系化された確かな論理があり、だからこそ彼女に従うことは常に私にとって学びとなった。まるで熟練の大工のように。
この領域のすべての成り立ちと扱い方を知っていて、適切で的確な結果をもたらすことができたのだ。

あるとき私は彼女に尋ねた。
「あなたの目的は?なぜあなたはこの領域に留まり、ガイドの役割をしているの?」
ケイシーの瞳が大きく開かれ、私を見る。その瞳はオレンジ色に燃え、ゆるやかにウェーブした長い髪の周囲のオーラが同じ色に輝いた。そのままじっと私を見ている。私の質問の意図を見透かすかのようだった。
彼女にこのように見られることが私は相変わらず怖くてたまらなかった。

「私たちガイドの役割は、三つあるの。一つ目は自然の流れに従うこと。二つ目は自分自身を表していくこと。三つ目はゲートを開くことなの。あなたもわかっているように、私たちは相手が求めなければ動くことはできないの。どんなにその人が苦しんでいようとも、それは【思考応答性】の法則からいえば、本人がそのエネルギー周波帯を選択しているということになるの。だから私たちはこの世界を動かしている大きな意図―つまり宇宙―と常に一つになっている必要があるの。私たちはその宇宙の意図を尊重しているから、相手のプロセスを尊重してこちらから何かを指示することはできないの。これが一つ目の話なのね。」

ケイシーとの対話は私の思惑を外してくる。
一見、直接の問いの答えになっていないように思える内容が返ってくるのだが、全体を掴んだ時、その答えがどれほど本質的なのかを理解できるようになってきた。
それは私自身も気づいていなかった「私が本当に知りたいこと」を汲み上げる対話だった。

「二つ目は自分自身を表していくことなの。私がこの場に留まることを選択したのには理由があるの。私は人間として肉体を持ち、地上にいた期間がほんとうに短いの。だから私はこうしてあなたや、いろいろな人と関わることで、体験を補完しなければならないの。私がこの地球で人間に宿った時間はほんとうに短かったけれど、そのときに体験した“母の感情”に、私は圧倒されてしまったの。それはこれまで体験してきた他の宇宙や星系システムでは体験できない強烈な愛だったの。だから私は、この地球で【愛の誤解の信念体系】に入り込んだ人々をガイドすることを選んだの」

そう話すケイシーは深いグリーンのオーラに包まれていた。
この色をケイシーが放つのは、いつも愛のテーマについて彼女が教えてくれる時だった。
私は彼女の答えに少し当惑したが、彼女は「もちろんあなたの思いはわかっている」というように、ウジャトの目(古代エジプトの一つ目の象徴を頭上に浮かべた。

「ガイドとは人間を完了させた高次な存在という認識が一般的だけど、そうではないのね。やはりガイドにも目的があるの。そして、やはりガイドも【思考応答性】とエネルギー周波数の法則によって動いているの。だから、あなたをヘルプすることも、特定の信念体系へのガイドを行うことも、私自身の内なるものと重なっているの。だから私たちは本当の意味で出会うことができたし、お互いの想いをこうして通わすことができるの。それが“私を表す”という意味なのね」

ケイシーの深いグリーン色のオーラが私を包みこむ。その色に包まれると、彼女の奥にある想いが私の胸を締め付けた。単なる悲しみとは違う、深いせつなさだった。
私の視覚が捉える限り、彼女は物理次元の人間と違って、基本的に表情をあまり動かさない。けれどその代わりに、オーラやシンボルといったより複雑な表現方法を使ったコミュニケーションを取る。それは彼女の心そのものを共有しているような感覚だった。

私はそれまでガイドという存在は、超然としたものであり、すべてを体験し尽くした上でその役割を引き受けるものだと考えていた。そして自分より低い人を高め、救うために奉仕をしているという印象があった。
しかし今、ケイシーのグリーン色のオーラに包まれていると、それは間違った認識であることがわかった。彼女は低い次元の体験を必要としているし、私は高い次元の体験を必要としている。その重なり合った場所で、私たちは出会ったのだ。

「三つ目。ゲートを開くというこの話は、これまであなたにしてこなかったの。これは基本的に私たちガイドにしかできないもので、地球ロゴスから付与されたスキルなの。私が最初にあなたと出会った時も、私はグリーンのトンネルから出てきたの。あれは【機会の窓】といって、新しい可能性を見出した時に開かれる、可能性のゲートなの。そしてあのゲートを開くことができるのは私たちだけなの。この上層領域においては【思考応答性】がより高まるのだけど、それは同時に“自分が体験したいことだけをいつまでも体験できる世界”でもあるの。そして同じエネルギー周波数の人々が集まるから、似たような人々が強固な信念体系を持ち寄り、ひとつの世界のようなものを作り出しているの。たとえば同じ宗教の人々が集まって、そこに実在するように見える神を置き、完全無比な永遠の世界を築いている領域もあるの。けれどそれはほんとうに不自然で恐ろしい場所なの。完全無比な永遠には、【可能性の変動指数】が含まれていないの。それは新しい可能性が起こる隙間をすべて排除することで、はじめて成り立つ世界なの。宗教に限らず、戦争、権力、ゲームといったものを延々と繰り返している場所もある。そして一度そこに入り込んだ人々が、自分が置かれている立場―永遠の地獄―に気づくことは容易ではないの。だからこそ私たちは【可能性の変動指数】を多く持つ存在を、こうして招き入れる必要があるのね。」

彼女の長い髪がカラフルなLEDランプのように点滅した。まるでクリスマスツリーのように。その光は「何を言いたいのかわかる?」といたずらっぽく私に問いかけていた。

「あなたのような存在はこの領域のなかではちょっと貴重なの。すべてがエネルギー周波数によって膠着化しやすいこの領域のなかで、あなたはすぐに揺れて、乱れて、そして驚くほど学び、すぐに変容していく。その起き上がりこぼしのようなあなたの【可能性の変動指数】は、とても興味深いの。あなたと私はこれから多くの仕事をすることになるのね。」

ケイシーは両の手を広げ、数メートル浮上した。背後から光が眩しく輝き、顔がその光に包まれて見えなくなった。
まるで昔の映画の啓示のシーンのようだと、私は思った。

「これから人間の集合意識は大きく動くの。銀河面を太陽が通過するこのタイミングでは、多次元的な領域に開かれた魂の意識を、地球ロゴスが必要としているの。あなたと私はこの領域の古い信念体系の輪に入り、ゲートを開く仕事をこれから数年かけて行うの。いま多くのガイドたちが同じ仕事を行なっているの。そしてより多くの【可能性の変動指数】を呼び込むことで、閉じられていた地球と他の惑星間のゲートが開くことになるのね。」

不思議な既視感があった。
何度も何度もこの場面を繰り返してきたような感覚。
だからこそ私は、初めて聞いた内容であるにも関わらず、驚きはなかった。
――ああ。やっぱり、とただ思った。
そう、これが私の仕事だったなと。

この既視感は正しかった。私はこのケイシーからの言葉を聞いたのち、「私の仕事」を実に多くこなすこととなった。来る日も来る日も、私は古い信念体系に飛び込み、ケイシーはゲートを開いた。そして私は地球の外へと飛び立つための機会を得ることとなった。

 

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     〔2〕最新スクール情報
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【募集中】「体外離脱の世界 ~肉体を超えた冒険と体験ワーク~」<エッセンシャルWS>
2025年10月17日19時~21時開催<オンライン>

体外離脱の体験は「特別な能力」ではなく、私たちが肉体を超えた存在であり、物質ではない実在であることを自らの体験として知るためのものです。それは、狭い認識や日常の小さな出来事にとらわれない本質的な自由を思い出させ、広大な叡智を持つ自己の本質と、創造の素晴らしさへと私たちの自我を解き放ってくれます。

今回のエッセンシャルWSでは、この体外離脱の世界をより多くの人に伝えることを目的に開催します。
心理学・脳科学・物理学などの視点から現在の研究を紹介し、古今東西の神秘思想や密教の体系を踏まえた体外離脱の世界観、そして講師自身の体験(エーテル・アストラル・コーザル各領域)をシェアします。
さらに、体外離脱のメカニズムや脳波との関係、そして実際に体外離脱を促すための情報と体験ワークをお届けします。
2時間で「肉体を超えたわたし」を体感する特別な時間を、ぜひご一緒しましょう。

【募集開始】「体外離脱の世界 〜肉体を超えた冒険と体験ワーク〜」<エッセンシャルWS>

 

【募集中】ソウルトラベル・プログラム
2025年10⽉23日(木) スタート
体外離脱特別習得リトリート in 八ヶ岳+30日プログラム

私たちが提供する「ソウルトラベル・プログラム」は、体外離脱をより確実に、誰でも体験が可能であり、再現性の高い内容として構築しています。
今回のプログラムでは、事前準備、ワーク、食事等日常のなかで実践可能な方法からスタートし、三日間のリトリートでは、グループのダイナミクスと八ヶ岳南麓の自然のパワーに抱かれることで、大いなる体験へと自己の本質を解き放っていきます。
またFacebook等のサポートにより、個々人では超えることのできない心理的なエッジを超え体外離脱の体験を確実なものとすることを可能にします。

【募集開始】ソウルトラベル・プログラムー体外離脱特別習得3日間リトリート in 八ヶ岳+30日プログラムー

 

【募集中】ビジョンクエスト高源寺 <現地開催>
2025年11月2日(日)16:00から翌日8:00まで

秋から冬への移行のタイミングは、外面へとフォーカスが当たっていた意識を、深い内面へと降ろしていくベストな時期です。
この秋の夜に、高源寺の静寂のなかで、一晩を通して行う瞑想―ビジョンクエストを開催します。ビジョンクエストとは、通常の意識状態では得られない、あなた自身の内に眠っている明晰性の扉をひらき、人生の使命や魂の目的といったビジョンを受け取るためのもの。

今回は高源寺の本堂を特別に使用し、一晩を通してビジョンクエストを行います。また講師より、一人ずつアカシックリーディングによる個別メッセージをお渡しします。参加者は、メッセージに記された内容をもとに、各々のワークに取り組むこととなります。650年続く寺院は、大いなる自分に向かって開かれる意図を持ち、無数の先人たちが祈りや瞑想を重ねた場所。一夜を通して行われるビジョンクエストは、あなたの一生を照らす光を与えてくれることでしょう。
この特別な機会をぜひご一緒しましょう。

【募集開始】ビジョンクエスト高源寺 <現地開催>

 

【募集中】Total Integration Course 弥勒力セクション
2025年11月8日開講<オンライン>
※こちらのクラスの受講は、旧自己統合クラス・旧自己認識クラスを受講されている方のみが対象となります。

本コースは過去と未来を統合し、本質的な生命力を得て、なれる最高の自分(=個性化)を生きるための9ヶ月のプログラムです。個性化とは、あなた自身が本来持つ個性に触れることで、本来そうなるであろうあなた自身へと統合されていくプロセスのこと。外側の役割や目標に到達しようとするのでなく、内側にある自己の力を知り、魂のビジョンを解き放ち、総合的な領域(社会的、精神的、霊的)を統合した、新時代のライフスタイルを提示します。

個々人の特性をエニアグラム、発達心理学、講師によるアカシックリーディングの個人セッションにより、導き出し、自分自身の人生にて「こちらへ向かうことが自分自身へとなっていく道なのだ」という確信をつかんでいき、外側の適応によるこれまでの仕事のありようを超え、「個性化の仕事」を個々人が生み出すことを目的としています。

【募集開始】Total Integration Course 弥勒力セクション 2025年11月8日開講<オンライン>

 

【募集中】アカシック【エキスパート】コース
《オンライン》2025年11月29日(土)開講

本コースは、アカシックレコードリーディング・ガイドのスキルを向上し、あらゆる領域で活用するためのコースです。またアカシックレコードの全体像を理論的に理解し、より詳細な情報を扱っていきます。
アカシックをスピリチュアルと呼ばれる領域だけではなく、科学・量子力学・ユング心理学といった観点を取り入れながら深めていくために、コース生は多角的かつ、実用的な領域でアカシックを活用することを可能とします。

そしてまた個性化の傾向性を、身体症状や自分自身が住う環境、アカシックグリッドといった観点から深めていくという独自の方法を行い、「なれる最高の自分」を本質的に生きるためのクラスといえるでしょう。
非常に幅広いワークを取り扱い、受講者のアカシックの可能性を大幅にひろげてゆきます。

【募集開始】アカシック【エキスパート】コース《オンライン》2025年11月29日(土)開講

 

【募集中】スピリチュアリズム探求クラス Plus
2025年12月6日(土)開講

私たちがここで提供するスクールは、特定の教えや信念体系のなかに皆さんを閉じ込めるものではなく、世界中のスピリチュアリティの体系や五感を超えた体験をとおして、あらゆるとらわれから自由にするために存在しています。
スピリチュアリティ(精神性・霊性・五感を超えた知覚)を探究し、開発することは、人間の自然な欲求です。私たちは誰もが本質的な自由を求める存在だからです。

時代はすでに移り変わっています。誰もが五感を超えた知覚を開発し、物理的現実を超えた世界を体験することが当たり前になる時代へと入りました。万人にひらかれたスピリチュアリティの探究を、本質的かつ信頼おける方法で提供できる場が、いままさに世界中で必要とされています。その確信を私たちのビジョンとし、ブッダスクール「スピリチュアリズム探究クラス」を提供します。

【募集開始】スピリチュアリズム探求クラス Plus 2025年12月6日(土)開講

 

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       〔3〕編集後記
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わたしが過去にどハマりして、ここ最近再度見始めた『ホワイトカラー』というドラマ。

FBI捜査官ピーターと、美術品窃盗犯のニール(ルパンのような仕事人ですね)がタッグを組んで知的犯罪ユニットで活躍するといういわゆるバディものなのですが、知能が高く外見も洗練されているがゆえに実直に生きることを避けてきたニールが、捜査官として日々自分が正しいと思うことを信念にしたがってやり遂げつつ、部下や妻を大切にしながら地に足をつけて生きるピーターに影響されてゆく、というプロセスの中での会話です。

ニールがやはり犯罪の世界に戻ろうとするシーンで、ピーターの愛する妻にこんな質問をするのです。
「なぜピーターが運命の相手だと思ったの?」と。

妻エリザベスは少し考えてから、はっきりと「私が望む彼を愛するんじゃなく、彼自身を愛せるからよ」と答えたのでした。

私たちはいつも、誰かを愛したい、自分を愛したい。
自分を表したい、自分を生きたい。そう望みます。

それはとりもなおさず、
”私が望むその人”ではなく、その人自身であり
”私が望む自分”ではなく、自分自身であり、
”私が望む自分”を表現したいのではなくて(なぜならそれは演出だから)、
ただ、そのままの自分自身を表現したいんですよね。

大勢の人から長く愛される名作ドラマって、随所にこういう名言があってうならされるなあ、と思いつつ、メモさせられまくっている秋なのでした。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 

文責:さめじまみお

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